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「歯医者さんが好き!」という小児患者さんは珍しいでしょう。小児患者さんが歯科を嫌がってしまうと、なかなか治療を進められません。怖い思いをするとトラウマになる可能性もあるため、歯科衛生士は細心の注意を払って対応する必要があります。
初めての歯医者さんを怖がらない小児患者さんは少ないもの。どんなところに連れてこられたのかもわからず、これから何をされるのかもわからない。大人でも緊張してしまいますよね。ただでさえ、小さな子どもは視覚や嗅覚、触覚、聴覚、味覚といった五感が優れています。機器の音や歯科特有のにおいなどを直感的に「嫌だ」と感じ、恐怖感をもってしまうのです。
また、保護者の方が「大丈夫だからね」と声をかけていることもあります。ただ、小児患者さんはいつもと異なる雰囲気を察して、余計に緊張してしまうケースもあるようです。
小児患者さんへ対応するときは、笑顔で優しく接しましょう。挨拶をしたり、優しくコミュニケーションをとり、「ここにいる人は怖くない」と感じてもらえるようにします。また、小児患者さんに話しかけるときは、しゃがんで子どもと同じくらいの目線になり、ゆっくりとした口調を心がけると良いですね。
診察室では、急に処置を始めてはいけません。器具などの説明をしたり、触れても危険のない器具には実際に触れてもらうことで「何をされるのかわからないから怖い」という気持ちを和らげてあげましょう。
せっかく診察室に入れても、怖がらせてしまっては意味がありません。「ここは怖いことをするんじゃなくて、楽しいことがあるんだ」と感じてもらうことが大切です。
ユニットに座ってもらったら、うがいの練習をして褒めてあげたり、触っても痛くない器具を触らせてあげましょう。たとえばワッテで小さな綿球をつくり、小児患者さんに触ってもらいます。ふわふわの触感に安心してもらえるかもしれません。
また、3wayシリンジのエアーや水などで遊ぶのも効果的。先に声をかけて説明をしたうえで、怖がらないようならエアーや水で遊びます。急に動作をすると、びっくりしてかえって恐怖心が強まる可能性があるため注意しましょう。
たとえば甘い香りのする歯磨剤などを嗅がせて、においの嫌悪感をなくしてあげると良いでしょう。「良いにおいのするものがあるんだ」と感じてもらえれば、処置への恐怖心が和らぎます。
また、甘い味のする歯磨剤のついたブラシを口にいれ、軽くブラッシングをしてみましょう。ここでは、「他人の手が小児患者さんの口腔内に入ること」がひとつのゴールです。笑顔と優しい声かけを絶やさず、小さなことでも褒めながら進めるのがポイントです。
小児患者さんは保護者と一緒に来院するため、保護者とのコミュニケーションも重要です。保護者にも笑顔で接し、今日はどこまでやれるようにしたいのかを確認しましょう。
とくに保護者が忙しくてなかなか来院できない場合、「今日はここまではやらなければならない」というゴールがあります。診療をスムーズに進めるためには、保護者の協力が必須。保護者と連携をとり、小児患者さんを怖がらせないようにしましょう。
たとえば診療時間がおしている場合などは、歯科衛生士も焦りがちです。しかし、小児患者さんへ接する際に焦りは禁物。焦りは見せず、笑顔と優しい声かけを徹底するのがプロの歯科衛生士です。
小児患者さんへ上手に対応している歯科衛生士が、心がけていることを紹介します。
見知らぬ場所へ連れて来られた小児患者さんは、待合室の段階から緊張しています。まずは、緊張や恐怖心を和らげることが診療のスタートだと考えましょう。
とくに「環境に慣れるまでは無理をしない」というのは重要なポイント。ユニットに座る・うがいの練習をする・器具を触ってみてもらう・座ったままミラーやエアーに慣れてもらうなどの段階を踏み、怖がっているようなら無理に進めないことが大切です。歯科衛生士が焦りや強引さをみせると怖がってしまうため、細心の注意を払いましょう。
小児患者さんがリラックスしてくれれば治療がスムーズに進みます。また、小児患者さんと仲良くなれれば、次回の診療で笑顔を見せてくれるかもしれませんよ。
多角的アプローチを行なう
稀有なクリニック
香川県坂出市にあり、小児を中心に矯正専門に医療を提供しているこうざと矯正歯科クリニック。矯正に関する新しい技術やトレンドを取り入れるとともに、歯科医や歯科衛生士、歯科技工士らとともに言語聴覚士も連携した多角的なアプローチを行なっている稀有なクリニックです。上里院長はインビザラインのスペシャリストでもあり、矯正歯科の前線で働きたい人におすすめです。
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